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WORDS

-それ以外に抽象しようのない-

無題

無題 目が捉えているものごとを描写する。頭の中で行われている操作を描写する。言語を「描写するもの」として*1使っているとき,自分の願うことは「自分の描写を読んだ人が,描写を行なっている自分と同じ体験を再現してくれる」であろうこと。 そして「こ…

この数日のこと

この数日のこと 父親の学歴主義のもと末の妹は実力不相応な高校を受けさせられて不合格だったうえ、浪人が決定した。 僕の地元の高校に合格するのに必要な知識に、15-16歳という「同年齢であるかどうか」によって文化や人間関係における親密度の大きく異なっ…

偏見と帰納(BBC子供乱入事件をきっかけにして)※書きかけ(?)

偏見と帰納(BBC子供乱入事件をきっかけにして) 私はいわゆる「差別」とか「偏見」というものの仕組みを、帰納的推論(インダクション,induction)*1を用いて整理できないかと思っている。 偏見の3段プロセス プロセス(1) 学習と想起 過去の経験によれば…

ミステリ,理解の説明,思索と生計

ミステリ,理解の説明,思索と生計 TOHOシネマズみゆき座にて,「ガール・オン・ザ・トレイン」を観た。 三四郎池の紅葉を見たばかりだったのだが、オフィス街に植わった樹々の枝を飾るのは葉ではなく人工の電飾らしい。丸の内がクリスマスを迎える準備は既…

思索の雫

思索の雫 何かを言葉にすることは、蛇口から水滴がしたたることに似ている。水は一瞬のうちには蓄積されず、口から漏れ出るには時間を要する。水が蓄積される速度や蛇口の径長に依存して、粒の大きさや、1つの落下から次の落下までの時間間隔が決まる。これ…

詩人の仕事の未完成

詩人の仕事の未完成 アンリ・ポアンカレは著書『科学と方法』の中でこう語っている。 數學とは、異なった事柄に同一の名稱を與える技術であると、わたくしは何處かに於てかすでに語ったかのように思う。*1 意訳すると「数学とは異なる事柄に同じ名前を与える…

表現を通じて観察すること,観察してから表現すること

表現を通じて観察すること,観察してから表現すること 考えてから書く人がいれば,書くために考える人もいる。 僕はだいたいのことに興味がないけれど,絵画や映画,物理学にも一時期執着した。 絵画や文章は,何らかの意味内容を伝えている(ということにし…

性について語ること

性について語ること 例えば性について、その欲望を持っている人間がまるで「そんなもの持っていませんよ」とでもいうかのように振舞いながら欲望を達成することは嫌で、公に語ることへの寛容さが欲しいと思うけれど、かといって下卑た扱われ方はして欲しくな…

高校生的確信,老人的懐疑

高校生的確信,老人的懐疑 自分に道理があることに嫌気がさし、成功疑いないことをやることや、法式の有効確実性に嫌気がさしたら、他を試みること*1。 - ポール・ヴァレリー*2 女子高生・男子高生の,特に集団を見ていると、人も,物も,世界を評価する基準…

ある事柄についての「理解」の再現困難

ある事柄についての「理解」の再現困難 一つの思想の真の生命は,思想がまさに言葉になろうとする地点に達するまで持続するにすぎない。その地点で思想は石と化し,その後は生命を失う。だが化石した太古の動植物のようにその思想は荒廃を免れる。我々は思想…

物理学について私が考え伝えたいこと

高校生を相手にしたアルバイト用に作成した資料より抜粋。3日間程度で作成。文章の丁寧さに欠け,また章・節番号の振り方を検討する必要がある。 2.1 「数学的論証」と「実験的検証」の二本柱 私は「数学的論証」と「実験的検証」とが,物理学を支える二本柱…

走り書き。自明=無矛盾(事実,行動),整合(意味),天才,科学,

事実*1は矛盾しないし,間違っていることはない。事実としての行動もまた,矛盾しない。行動は矛盾せず,我々はある行動をしている間矛盾せずにいられる。このとき我々がただ行動することにのみ注意を払い,「理解」,すなわち意味づけを行わないでいるとき…