語の響きの,意味への影響

語の響きの,意味への影響

 

 たとえばelegantという単語の響き、いかにもelegantっぽい。これがgmchaskaだったら全然elegantっぽくない。このように,ある語の「使用感」つまりここではその語を用いた際の響きがもたらす感覚が、語の意味の決定に影響することがあるだろうと思う。

 

  飛躍するが、「測定行為による測定対象への影響」ではないけれど、何かを語るということがその何かを「捉える」行為に影響を及ぼすことがあると思う。ある人が何かを「捉える」ことと何かを語ることはその人の身体内,特に脳内で,同時に行われている。ただ同時に行われていても脳内の異なる部位で処理が行われている場合に作用が生じているかどうかはわからない。指針は与えたからあとは医学辞典でも引くか実験すればいい。けれど指針さえ得られたら僕は満足する。

  その影響の度合いは、我々がリンゴについて語るときは小さいだろうなあと思う。リンゴでもappleでもだいたい一緒だから。でもelegantについて語ることが我々がelegantを捉えることにもたらす影響の度合いは、リンゴの場合よりも大きいだろうと思う。

 

ほかに、文法構造が意味を制約することもありそうだと思うけれど例が出てこないからやめる。